カラバッシュ市場 2009
フィデル=オイオグ
1957年ナイジェリア生まれ。ラゴスを拠点に制作活動を行う。1980年からChampion Newspapaer社で漫画家として働き、African Art Gallery(ドイツ)、Goethe Institute(ラゴス、ナイジェリア)などで展示を行った他、1980年から1985年の間はエヌグ州工科大学(ナイジェリア)にて美術を学んだ。Oyioguは芸術における美の役割を探究し、特徴ある様式を用いてデザイン性の高い作品を制作している。彼の作品では、アクアマリン、赤、黄色など濃厚な色彩を数色選別して用いることで生み出されるリズミカルな女性像が注目を集める。また、生まれ故郷であるウリ(Uli)の宗教壁画に見られる模様にヒントを得て、幾何学的な美の要素を追求していることでも知られる。近年ではドイツ、オーストリア、オランダなど国外でも積極的に展示を行っている。