4つの見通し
クワク=オウス・チム
1991年生まれ。アクラ(ガーナ)を拠点に活動を行う。新進気鋭の現代アート作家であり、人々の自己認識と他者による認識との関係に焦点を当てた作品を生み出している。ヨシュア工科大学(ガーナ)にて医療データに関する学位を取得し、卒業後は医療機関に就職したものの、美術への情熱に目覚め自閉症の子供たちを相手にアートを教えるというボランティア活動に1年間参加する。その際に、人がいかに手を用いてコミュニケーションを行なっているかということに強い興味を持ち、その後の作品制作に生かす様になった。ジャン=ミシェル・バスキア、エゴン・シーレ、サルバトール・ダリなどに影響を受ける。2021年にはガーナ美術館によるアーティストレジデンスプログラムであるNoldor Residencyの参加作家の一人として選出されている。