シラレオネ・フリータウン出身、ロンドン育ちのFoday Bumbuyaは、多文化コミュニティからそのインスピレーションを受けた作品を創り出している。2015年にLABRUM Londonを創設、西アフリカのデザインと英国式仕立て様式への情熱をもとに西側とアフリカ文化の融合を目指す。LABRUM作品のラベルには”Designed by an immigrant" (移民によるデザイン）と記され、西側での移民の概念を変革させたいというFodeyの思いが込められている。
”クリーン、洗練、ユニーク”な服作りをモットーにサステナブルな製作方法を用い、短期のトレンドを追うファッションに対して、タイムレスな服飾を提示する。また、コミュニティへの貢献にも強いこだわりを持ち、故郷シラレオネにおいてスポーツとファッションをサポートするConverse and National Sports Authority SierraLeone (NSASL)とコラボレーションを行うなど活動している。
今期コレクションはLABRUMチームの家族写真やそのバックグランドなどを持ち寄り、欧州から南・西アフリカといった広域の文化をモチーフに世界中の人々の多様性を謳う。色彩はブルーやグリーン、ブラウンを中心に色彩の調和と融合を意識することで彼自身の多文化バックグラウンドが特定の地域や文化に属さないことを表現している。
