ナイジェリア、ラゴス出身のBlubiyi Thomas(オルビイ・トマス)はアレキサンダー・マックイーン・ロンドン、NYのSiki Imにてデザイン従事したのち、De Rien(ロンドン)にてクリエイティブ・ディレクターに就任。2015年にDe Rienから独立し、自らのブランドを立ち上げ2016年6月に春夏コレクションを発表した。
Olubiyi Thomasは職人スタイルのアプローチで、古代テキスタイルの発掘から織物の歴史的解釈を再定義したデザインを取り入れている。彼の特徴的スタイルは縦長のシルエット、絶妙なドレープやレイヤー、切りっぱなしのガーメントによるアバンギャルドスタイルである。
ブランドは、多文化性と隠れたアイデンティティーをテーマにしており、デザイナーであオルビイ自身のナイジェリア出身、スコットランド育ちといったバックグラウンドが反映されていると言える。オルビイはアフリカ文化とポスト・ブリティッシュ・コロニアニズムの融合と繋がりを再創造する。サステナブル・テキスタイルに厳選し、職人スタイルで全ての作品はロンドンにて制作されている。